今回は再びvimを取り上げようと思います。
前回、vim初心者でも使える、たった5つのコマンドでvim超初心者向けの記事を書きましたが、少し使ったことあるかたにとっては、あの5つのコマンドでは物足りないだろうな〜と思いました。でも入門は誰もが一度は通る道。もう少し書かせてくださいね^^
初めて使いたいと思ったら、一度に詰め込まずに、少しずつ覚えて行くことをオススメします。たまにしか使わない複雑な機能を覚えても、しばらく使わなければ忘れてしまいますよね。繰り返し使う機能を少しずつ覚えて、物足りなくなったらまた調べれば良いのですから。シンプルな考え方ですが、どんな事柄にも当てはまるんじゃないでしょうかね〜
ビジュアルモード
まずは#1のビジュアルモードに切り替えるコマンドを覚えましょう。#2〜4はビジュアルモードの状態で使うコマンドです。
# | コマンド | 機能 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | v | ビジュアルモードに切替 | いわゆる選択機能 Vなら行選択 Ctrl+vなら矩形選択 |
2 | d | カット | 選択文字をカット |
3 | y | コピー | 選択文字をコピー |
4 | > | インデント追加 | < ならインデント削除 |
vimでコピーすることを「ヤンク」と言うのですが、上の#2と#3では共に選択文字が「ヤンク」された状態になります。(ヤンクだからコピーが y なんですね)
#4のインデントを使えば字下げでテキストの整形が出来るようになりますね。
閲覧モードでよく使うコマンド
さあ、あと3つだけ覚えておきましょう。次のコマンドは閲覧モードで使うものになります。
# | コマンド | 機能 | 備考 |
---|---|---|---|
5 | p | 貼付け | ヤンクした文字をカーソル右側から貼付け P なら左側から貼付け コマンドの前に数字を入れるとその数分貼付け |
6 | u | Undo | Ctrl+r ならRedo |
7 | :%s/文字S/文字D | 置換 | 文字Sを文字Dに置換する 文字側で / を使う時は ; で区切る |
#5は前述の#2と#3を使ったあとに文字を貼付けるときに使います。
私が一番使うのは#6ですね。良く間違えるんで^^;
#7の置換は正規表現という複雑な条件を使うことも出来ますが、あまり詰め込み過ぎは良くないので、今回はやめておきましょ^^(説明めn..ゴニョゴニョ..)
今回のまとめ
前回の5つと、この7つで日常使いが便利になるはずです。本格的なプログラミング用途で使わなくても、文章の下書きやメモといったテキストエディタらしい使い方でvimを普段使いしてみるのはいかがでしょう。